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花様年華 on stage : prologue






今回はなんとな~くprologueについて考えてみる記事。花様年華の記事は好きになってすぐ書いた記事ばかりだから新規ハイでたまに暴走していますが広い心で読んでいただけると嬉しいです。そして好き勝手書いてたらまた1万字を超える長編になってしまったので人生で一番暇だな~と思う時にでも読んでください。わたしは出勤する時間が一番暇だな~と思います。

prologueは約12分(そんなことある?)、なぜか年齢制限があるなんとも不穏そうなショートフィルム。最近の言葉でいうとエモい?とか?そんな感じ。まあよくわかりませんが。コントラストが綺麗で空撮が多くて毎度のことながらビジュもいい!他記事同様にほぼわたしの妄想みたいなものなので苦手な方は今すぐ携帯ぶん投げておいしいもの食べよ!何食べに行く!!?











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※年齢制限あり(なぜ?どこが?)

前提としておそらくprologueはINUの続きから。つまりタイムリープが始まっていない彼らの本当の世界。

だと思って見てたけどそれだと辻褄が合わないシーンがいくつかある。拘置所に入るはずのナムジュンがシャバで生きていたり(言い方考えな)、自殺するはずのヤンコチが生きていたり(言い方考えろ)、本当の世界線であれば再会しないはずの7人が楽しそうに過ごすシンーンがある。
時系列的に考えてもタイムリープ前の世界線(本当の世界)だとすると、4月11日時点ではホソクとジミンは入院中。ジョングクは飛び降り自殺、ユンギも同日に焼身自殺。そしてその約1ヶ月後の5月20日にテヒョンは父親殺しとして逮捕されるので7人が再会することはできない。

前述を踏まえると、このテヒョンの電話をかけるシーン以外はタイムリープ後の世界もしくは“誰かの”夢の中なのかもしれない。
INUやNOTESを見るとわかる通りテヒョンがナムジュンに電話をかけるシーン。このテヒョンは父親を殺した後なのか、ホソクによって回避できた後なのか?時系列で考えるとナムジュンは拘置所にいるのでもちろんテヒョンの電話は取れない。
漫画ではソクジンの救出により拘置所に入らなかったナムジュンが「テヒョンの電話を撮れなかった」と言っているシーンがあるのでどちらにせよテヒョンの電話は繋がらない。それによってテヒョンの心は救われず結局最悪な結果となってしまうんですけどね…。

血まみれの手で電話をかけた直後にカットが変わり、森の中の廃プールで寝転がるテヒョン。タイムリープ前にも後にも7人が森の中で遊ぶ描写はないのでこのシーンは現実の世界ではないとメタ推測。
赤ちゃんテヒョンと母親の写真だと思ってたけどよくよく見たら父親っぽい。母親はテヒョンとお姉ちゃんを置いて出て行ってるし、NOTESではテヒョンが怒りに任せて母親に会いに行くこともあったけどそこまで母親に未練がないように思う。遠くの親より近くの親か…。

森の中にいるテヒョンを追いかけてくるかのようにソクジン以外の5人が森の中に入ってくるシーン。BGMはButterfly。Butterflyのナムジュンバースに「夢か現実かわからない 僕は海辺のカフカ あの森には行かないで 」とあってこのシーンを見た時にゾッッッッッとした。ナムジュンが曲作りにあたってインスピレーションを受けているあの村上春樹!!?海辺のカフカじゃん!!?海辺のカフカも人によっては解釈が違う物語かもしれないし、こうなってくると一体わたしは何から考察を始めたらよいのですか?読んだことがある人も多いと思うけど海辺のカフカのあらすじをざっくり。
主人公のカフカという15歳の少年は幼い頃から父親にある“呪い”を刷り込まれ、その“呪い”を回避するために家出をする。
家出先で猫と話せる不思議な老人、ナカタと出会う。偶然出会った2人はそれぞれの目的のため一緒に旅をすることになる。カフカの旅の目的は父親にかけられた“呪い”を回避するため。
その“呪い”とは「いつか自らの手で父を殺し、母と姉と交わる」というもの。
カフカはこの呪いを回避するために遠くの四国まで逃げる。しかしカフカの父親はナカタに殺され、カフカによる父親殺しは回避。カフカは父親殺しとはならなかったものの物語は進む。
カフカとテヒョンの家族構成や環境も似ていてButterflyの歌詞に「海辺のカフカ」とあるし絶対にインスピレーションは受けているはず。とすると、もうひとつ気になるのが海辺のカフカの中で出てくる“あちら側の世界”。具体的な説明はないものの肉体と精神が分離した世界として考えると何かが見えてきそうな予感…。あちら側の世界の入口が開かれるトリガーは、命を落とす瞬間や死に直面すると開くことがある。ソクジンのタイムリープのトリガーとも似ている。そしてその世界に長くいるともうこちら側(現実)の世界には戻ることができない。これはインセプションに似ている。
ナカタによってあちら側の世界の入口が開き、カフカは森に入ったことであちら側の世界へ行くことができた。その森でカフカは死んだはずの人と出会い、その人に諭され森から出て現世に戻ることができる。
村上春樹といえば“悪”や“性行為による死や異世界”みたいなイメージがあるしえぐいシーンもまあまああるから苦手な人も多そうだけど読むと面白い。ただし途中でよくわからなくなる、長いので(アホ)。
話を戻して、この森が異世界(死後の世界もしくは夢の世界)だと仮定してprologueを観るとなるほどね~となる部分も多い。

この森が海辺のカフカのあちら側の世界と同じ場所だとしたら、絶対に再会できるはずのないみんなと会えたのも理解できる。テヒョンが先に森(あちら側の世界)に入れたのは父親殺しがトリガーとなったと考えられる。もしくはこの森のシーン直前に映っているテヒョンの手についた血。海辺のカフカでは“血”と“あちら側の世界の入り口”が関係するような描写も結構あってそれもまあまあリンクするけどもうキリがなさすぎるので気になる方は調べてみてください(丸投げ)。テヒョンのあとに森に来たソクジン以外の5人は自分たちの足で森に入って来てるけどテヒョンにその描写はないし、テヒョンは森に来たというより森にトリップしてきたのかも。目が覚めたらここにいた、みたいな。すべてわたしの妄想ですが。
スクショ撮ってないんだけど、森に来たみんながテヒョンが寝ている廃プールに降りるシーンを再生してほしい。先に降りたユンギにジョングクが「ヒョン!手貸して!」って言って(言ってない)手ちょいちょいしててかわいい。ユンギは「自分で降りろよ筋肉マンなんだから」って言ってて(言ってない)これぞヤンコチ!!!と思う良いシーン。本物のユンギだったら無言で手を貸してくれそうだし、あの一瞬で花様年華のヤンコチの縮図が見れた気がしておもしろい。今すぐ再生して。

あれれ~?おかしいぞ~?ソクジン兄さんがいないよ~?ってわたしの中のコナンくんが顔を出したところにジョングクが遠くからみんなを撮影しているソクジンに気付く。ソクジンは6人と一緒に遊ばず、カメラを手にしているシーンが多い。学生時代のスパイの暗喩なのかな。切な。


一緒なら笑うことができた。
ソクジンは6人の現実を知り「どうしてこうなってしまったのか、あの頃の僕たちはただ一緒にいるだけで笑えたのに」と嘆き、その日々を取り戻すためにタイムリープを繰り返した。

本当に楽しそうなんだよなこのシーン…。タイムリープを繰り返してようやく取り戻した瞬間と考えると儚いし、前述の通りここは現実ではなくあちら側の世界で、夢の中での一瞬だと考えても切ないし…。青春がこんなに不穏でいいわけないだろ。好きだけど…。


ここなんだけどさ…。ジミンが踊ってるのFIREの3:33では…?prologueの公開が2015年10月2日。FIREの公開が2016年5月2日。えコワ。スポ?関係ないけどFIRE Shootingのユンギのディンディギディディ♪かわいいよね。お願いだから今すぐ再生して。

prologueのゾッとするシーン第2位の、カメラを回すソクジンが何かに気付くシーン。ここはスクショでは全くわからないんだけど蝶が逆向きに進んでいる。死後の世界では時間が反対に流れているとかいうしやっぱりここは現実世界ではないのかも。そして蝶が歌詞や映像によく出てくるのはバタフライ効果も関係するはず。

はにゃ?からのキョロキョロするソクジンかわいい。自分たちがいる世界が現実ではないと気付いたっぽいシーン。

ラップモンスターをかたどったモンスター(おもんないですよ)を描いて蹴りを入れられるテヒョンも、描き終わって2人で笑うのもかわいすぎない?テヒョンが描いたモンスターの横に描かれている“OMN”。この後もちょくちょく出てくるので一旦スルー。

ゴルフに見立ててミニカーをぶっ飛ばすナムジュン。ミニカーがぶっ飛んでいく方向の壁にも“OMN”の文字とOの中に描かれている“omini”そして“DAZE”、“BTB”。文字に意味がないわけがない。このゴルフシーン、ナムジュンがストーリーズにあげてたよね。

マジでしつこいくらい“OMN”が描かれている。ていうかソプかわいい。は?かわいい。ヤンコチに夢中になってたけどNOTESでもソプってかなり良い。ユンギとジョングクだと闇×闇で極・地獄!って感じだけどユンギとホソクは光×闇で正反対だけどちゃんと合うのがかなり良い。まあ結局何でも良い。ユンギが酒飲んで自暴自棄になってた時にホソクが現れなければユンギは森の中で死んでいたかもしれないし…。ちょっと待てよ、NOTESにもユンギが森の中で死にかける描写あったな。なんとか持ち直してユンギは森から出られて生き長らえたんだけど…。行ってないと思ってた森、しっかり行ってたね。
ナルコレプシーの症状でホソクは眠ってしまっているんだろうけどそんなのお構いなしにフレームインしてくるユンギおもろいしかわいい。ピンクのチェキで撮るソクジンもかわいいし、かわいいが渋滞してるな。

INUの考察記事でも書いたジョングクが両手を広げて歩くシーンはここでも出てくる。こういうところはわかりやすいのに壁の文字やらなんやらSS級の考察力が必要なのバグだろ。


かわいい!!かわいいが渋滞している!!あいご、この先20130613kmの渋滞!!?「撮るぞ~」って言ってる(言ってない)ソクジンも、ホソクの非力そうな控えめギャル裏ピもユンギの撮影用イケイケ裏ピ、ジョングクのいつもの元気いっぱいダブルピースもかわいい!!毎回言ってるけど花様年華のユンギが本当にマジでどぅわ~~~い好き。見た目も中身も絶対に好きになるタイプなのに、何があっても絶対に好きになっちゃいけない男で大好き。

廃プールにいくつも描かれているグラフィティの文字。
Jony Grass(みんなが廃プールに降りる時に一瞬映る文字):ジョニー・キャッシュの思い出のグリーングラスという曲があるらしい。しかも死刑囚の死刑前日の曲。どこまでが仕込みのグラフィティか定かではないし正直関係なさそうだけど歌詞が微妙にリンクしてるような気もする。「みんなが会いに来てくれる 両手を差し伸べて優しく微笑みながら なんて気持ちがいいんだろう」「その時目が覚めてあたりを見回した 灰色のコンクリートの壁に取り囲まれている そして俺は思い知らされた 夢を見ていただけなんだと」この曲のコンクリートの壁は処刑場のこと。テヒョンもコンクリートの壁の真ん中に寝ている。ゾッ…。この曲はどの層に向けて作られた曲なんだ。「俺は夢を見ていただけなんだ」って歌詞がリンクしているような気もするけどこのワンフレーズのために描くか!!?まあでもビッヒならありえるか…。
OMNラテン語で“全て”。
DAZE:衝撃、混迷、眩惑、放心
OMINI:イタリア語で“男性”。
BTBBack to Back?続くってこと?4/19のナムジュンVLIVEで「僕たちが元々いた地点に戻るべきではないか」と言っていてBack to Backではなく、Back to Basic!!?と思ったので訂正。
この“OMN DAZE BTB”という文字はBU花様年華でもしっかり映ってる。ということはやっぱり意味あるんだよな~。しかもBUではこの文字が水面に反射して“OWN DAZE BTS”とも読める。OMN≒OWN?クサズがIGでよく使っているWEとMEと重なるけどこれはあんまり関係はなさそうだな~。知的な男の言葉遊びって感じ。なんか興奮してきた。

テヒョンだけが屋根に上がり、それを見る6人。ソクジンはテヒョンにカメラを向けている。INUでも少しだけ映った海の展望台と似てるし、この後に出てくる展望台のシーンとも同じ。そのシーンの伏線かな。

廃プールからカットが変わり、ナムジュンが鏡に“生き残らなければならない”と書くシーン。この言葉は今後の映像にも出てくるしNOTESでもよく出てくる印象的な言葉。

ここで過剰考察入ります!ソクジンがホソクに「お食べ」って言ってる(言ってない)プレッツェル。OMNと同じラテン語らしい。諸説はあるけどプレッツェルの語源は“腕を組む”という意味や、祈りをささげている修道士をかだとったものとして伝承されているらしい。別の伝承では3つの穴はキリスト教の三位一体を象徴しているともされているらしく、花様年華的にはこれでは!?と推測。キリスト神話もかなり散りばめられてるし…とお菓子ひとつでここまでの過剰考察。もういい加減にしてほしい。全く関係のないお菓子を採用してほしい。きなこ生もちチロルチョコとかさ。おいしいよね。みんなで食べよ。

え~~~~ぃ!!!ヤンコチ!!!!!ジョングクがかわいさを卍解しているってのにユンギったらライターカチカチいわせてて(花様年華NOTES2参照)かわいい!!!

ソクジンはINUの最後に映る、みんなで行った海の写真を見せて「ここに行ってみようか」って言ってるんだけどジミンだけが浮かない顔。NOTESでは初めてみんなで海に行った日、ジミンはプルコッ樹木園行きのバスを見て発作を起こしそうになる。それを思い出してるのかもしれないしソクジンの声がちっちゃすぎて何も聞こえてない可能性もある。何も聞こえんけどとりあえず頷いとこ、のやつ。ジミンのみぞ知る。

PTDでも同じようなシーンがあってアミたちがざわついたこちらのシーン。ジョングクがユンギのライターの火を消すとカットが変わって海のシーンになる。火を消す行為が、ユンギが命を落とすことを意味するのかジョングクが炎の中からユンギを助けることを意味するのかわからないけど海に行くシーンがあるということは時系列的にはこの日は5月22日より前。少し前だとするとジョングクもユンギも自殺は回避できている。ただprologueの世界が現実ではないと推測すると時系列は意味ないんだけど…。よくわからなくなってきた。パトラッシュ、もう疲れたろう。わたしも疲れた…。なんだかとても眠いんだ…。

兄は車内!弟は荷台!ハイかわいい!prologueでは明るく楽しいシーンから暗い夜やこの先に起こる不穏な出来事を匂わせるシーンに切り替わることが多いよね。ていうかSWAGユンギかわいすぎでしょ。サスペンダーもかわいいし何?勘弁してくれ。

この海のシーン、本編もShootingもかわいいんよ…。NOTESでジョングクが砂浜の真ん中で目に入った砂を取るためにゆっくり瞬きして涙を流している時に、泣いた!?って兄たちにからかわれて走り回るシーンと似てて儚くて泣ける(説明長)。ナムジュンくん5歳、ボンボヤでもスプでも蟹だかカブトムシだか捕獲しようとしてて野生のポケモンマスターでかわいい。

純粋に疑問なんだけどソプはどうしてサスペンダーなの?ショタじゃん。好きすぎる。

彼らの場所が違うのよ。カット変わるしワンテイクじゃないからこういうことが起こるんだろうけど考察人間はこんなことにもあれこれ頭悩ますからカットの繋がりはちゃんとしてほしいのよ。まあ位置は関係ないとしてもかわいいわね。みんな全然変わらないけど線が細いというかマンネラインなんて顔つきがまだ赤ちゃん…。かわいい~…。


良゛!!!!!!!良すぎるだろ!!!!!!!わたしが学生だったら間違いなくスライドケータイの待ち受け画面にしてたしシールにして電池パックの蓋に貼ってた。INUは曇天の海だったけどみんな薄着だし晴れててよかったね(誰?)。

Ma Cityかっちぇ~けど正直こんなスタンド怖くて入れないよね。花様年華のSINって絶対に仲良くないんだけどフレームインしてくるユンギかわいい。フレームインしがちユンギかわいい。あとソクジンのお上品ピースかわいい。免許持ってないのにガソリン入れるナムジュンかわいい。もうみんなかわいすぎてどうかしてる。

手を双眼鏡にすると心なしか遠くが見えるような気がするよね。カメラの光のなんとかが関係してるらしい。よく知りませんが。INUや他映像にも片目にフォーカスしたシーンがある。左目は未来、右目は未来を見る目と言われることもあるけど“それっぽい”シーンだよね。右目だから過去の何かについて暗示?単純に遠くを見るために手を丸めてるのかもしれないけど(かわいい)、素のジョングクだったらたぶん両手を双眼鏡にするだろうな(かわいい)。Shootingで日の出の朝6時からの撮影で4時半から待ってました!って言ってるジョングクちゃん、アイラインがバキバキのバッチリメイクだけど顔はぽやぽや赤ちゃんでかわいい。手もまだ赤ちゃん。指出したら反射的に握ってくれそうなくらい赤ちゃん。まだ保育器から出勤してる頃だし当たり前か。

学生時代にみんなで海に行った6月12日、NOTESでジョングクがユンギを信頼する(依存する)きっかけとなったシーンに似てる。ていうか右の写真のジョングクかわいすぎて笑う。これはもう素のジョングクじゃん。びたん!って窓に手をついて大きな曇りなき眼で兄たちを見てるのが想像できる。


みんなで海に来たものの、テヒョンだけが浮かない顔。VOPE、スクショ失敗してたの気付かなくてごめんね…。

展望台があるし車で海に来ているので時系列にはタイムリープ後の世界。そして展望台を見上げるテヒョン。5月22日のテヒョンの日記にもある悪夢で見た景色と同じ。

前述の5月22日のテヒョンの日記にこのシーンと思われる内容が書かれている。「下に向かって笑って見せた。まるで別れの挨拶をするかのように。そして飛び降りた。」

テヒョンどうやって飛び降りた!?CG!?と思ってたら「スタントマンのおじさんが飛びます」って言っててかわいかった。おじさんじゃなくてたぶんお兄さんだよ。
ソクジンがもう二度と来ないかもしれないと思いながらも幾度となくタイムリープを重ねて、ようやく取り戻した7人で過ごす幸せな時間。「終わった」、そう思っていた矢先にテヒョンは展望台から飛び降りてしまう。下にいる兄たちがふざけて煽ったからかもしれない、父親を殺そうとしてしまった罪悪感があったのかもしれない、ジョングクの飛び降りと同じように衝動的だったのかもしれない、不公平すぎる自分の人生から逃れたかったのかもしれない。タイムリープでテヒョンの逮捕を回避できても心は救われずテヒョンをずっと苦しめていたのは事実だけど、どうして飛び降りたのか詳細は書かれていない。そしておそらくこの飛び降りによってテヒョンは死亡し、またソクジンのタイムリープが始まったと思われる。テヒョンだけが救えなかったとなるとprologueの世界もタイムリープ失敗の世界線になる。クレジットで流れるHouse of cardsがいきなり落ちるのもなんとも不穏。急に曲切れるの怖すぎ。House of cardsなのも怖いし。曲調がもうデットエンドの雰囲気醸してるもんね。歌詞に沿ってるとすると7人で過ごしたわずかな時間も夢だったということなんだろうか…。prologueは現実と夢と空想が入り混じった世界なの?もうわかんないよ。

テヒョンが飛び降りて映像が終わるんだけど、元々公開された映像ではクレジット後に続きがあったらしい。それがこちらのシーン。

爆音でMa Cityが流れるイケイケガソリンスタンドでナムジュンが撮ったチェキを見返すソクジン。ソクジンとユンギのツーショだったはずの写真に写っているのはソクジン1人のみ。そしてなぜか海を眺めているソクジンを乗せた車が揺れていて車体は濡れている。
まず、ソクジンしか写っていないということはユンギはすでに死亡しているもしくは死亡していた。森で遊んだ帰りに撮った写真だからユンギはそのまま森(あちら側の世界)に留まっている?
そしてもうひとつ不可解なのが車体が揺れ、濡れていること。雨が降っている様子もなく砂浜で水が跳ねたというわけでもなさそうなのに車体全体が濡れている。prologueの序盤、彼らがミニカーをゴルフボールに見立てて遊んでいるシーンがあった。そのシーンでは吹っ飛んだミニカーが水の中に落ちる。実はWINGSのVCRで映る電話ボックスにも水滴がついていたりと、似たような描写がある。
他記事でも少し書いたレオ様と渡辺謙さんが出演している「インセプション」で同様のシーンがある。インセプションでは夢から覚めるために車ごと海に飛び込むシーンがあるしソクジンの車が揺れているのは水の中から出てきたからなのではと思う(ナムジュンのゴルフシーン参照)。地面映らないし。ユンギが写っていない写真を見つめるソクジンは、みんなを森に残して1人だけ現実世界に戻ってきたのでは?インセプションについてはインスピレーションを受けているに違いない!と思う点がいくつかあるのでここからは関連している媒体等に沿って過剰考察をしていきたいと思う。いやもうすでに過剰考察である。
BUの撮影を担当しているLumpensで、カットされたシーンが公開になっているのでこっそり置いておくね。問題のシーンは11:35~。



映画「インセプション
「テネット」や「インターステラー」を手掛けたクリストファー・ノーラン監督の作品「インセプション」。どれも1回観ただけでは理解できないけど1回で疲れる映画なのでぜひ観てください。Highlight Reel轉ではインターステラーと似たシーンがあったりするし見る価値はある。ただし難しいので疲弊する。ちなみにBT21のポスターか何かでもインセプションっぽいカットのものがあったんだけど保存してないからいつか見つけたら貼るね。夢の中の世界をテーマにした映画はたくさんあるけど、インセプションでは花様年華の映像と重なるシーンがかなり多い。花様年華 -僕たちの生涯で一番美しい日- - To.この記事で少し書いてるよ!ものすごく長い記事にほんの少しだけ書いてるけど探すのだるいと思うからコピペするね!!
誰かの夢に複数人で入ることができて、夢は多重構造になっている。夢の世界で夢を見るとそこは第二階層、さらに第二階層で夢を見ると第三階層に行く。階層が深くなればなるほど時間の経過は遅くなっていく。夢から覚めるには、つまり現実世界に戻るためには誰かが死ぬかキックという手法をとらなければならない。現実の世界で自分が起きられない状況で死んでしまうと虚無の世界へ行ってしまうというおおまかなインセプションのルール。
夢の中に入るにはその夢の主である“ドリーマー”が必要になる。そしてその夢のディテールは“設計士”が構築した世界が反映される。設計士は各階層ごとに必要となる。夢には潜在意識によって作り出された“投影者”がいるがそれは必ずしも現実世界に存在するとは限らない。夢の中の時間軸は現実世界とは異なり、脳の動きはおよそ20倍の速度らしい。現実世界の10時間は第一階層では1週間、第二階層では6ヶ月、第三階層では約10年になるらしい。夢か現実かを判断するために“トーテム”が必要となる。レオ様は駒だった。夢から覚めるには誰かが死ぬかもしくは強制的に“キック”という手法を取らなければならない。“キック”とは現実世界の夢を見ている人に物理的な衝撃を与えること。インセプションで出てきたキックは様々なんだけど、一番びっくりしたのがレオナルドディカプリオが椅子に座った状態で後ろから水に落とされるシーン。テヒョンがRUNの冒頭に水に落ちるシーンと全く同じ。そしてprologueではテヒョンの飛び降りがキックとも考えられる。飛び降りて死ぬことで夢から覚めるとも取れる。少し書いたけどインセプションで夢に入ったみんなで車ごと海に飛び込むシーンがある。それを模してソクジンの車が濡れているとしたら辻褄が合うような気もする。テヒョンが父親を刺す瞬間、刺したのは父親ではなくソクジンを刺していたこともあってそれもテヒョンのキック?それともソクジンのキック?もしかしてわたしインセプションに囚われすぎてる?これは…夢!?ソクジン、今すぐわたしを蹴り飛ばして!!!
決定的なのが、prologueのエンディングで流れているHouse of cardsに重ねて、インセプションでは夢から覚める合図の曲として使われていたNon Je ne Regrette Rienという曲が流れていたらしい。大人の事情で消されたのか、ユンギが写っていない写真があまりにも露骨だったからなのかはわかりませんが今はそのシーンはカットされている。インセプション花様年華のストーリーは全く違うけど絶対にインスピレーションは受けているので観ると結構おもしろいかも。インセプションは2回観たけどラストの駒が回るシーンについては未だにわからないので観た方は教えてください。

ドビュッシー「月の光」
prologueの始まりに流れるピアノの曲。Euphoriaでも流れているなんか優雅で美しい…旋律の…やつ(クラシックの知識皆無)。曲名は調べなければ全く知らなかったけど聴いたことはある。映画“さよならドビュッシー”や“トワイライト”、“名探偵コナン紺青の拳(なんて読むねん)”など幅広い分野の映画やドラマの挿入歌として使われているらしい。
歌詞もあるらしく「悲しくも美しい月の静けさが 梢の鳥たちに夢を見させ」の部分で夢!?って過剰反応しちゃった。花様年華の2つの映像で使われているくらいだし意味があるのかと思ったけど実はそこまで意味を持たせていない?そんなことあるわけないよね。全てのものに意味があるに決まってる。そう思ったのはばんたんの弟でもあるTXTの+U(tU)でもドビュッシーの曲が使われていると知ったから。製作者がクラシックに知見があるのかは不明だけど(ていうか製作者誰?)きっとそんな単純な理由だけで使わないはず。恥ずかしながらクラシックはもちろんドビュッシーも今回知り合ったばかりで何も知らないので、意味はあるだろうけど意図は全くわからんということで今回は解散。

映画「ワンダフルライフ」
これも観たことや聞いたことがある人が多いと思う。是枝裕和監督の「ワンダフルライフ」。夢の世界を題材とした映画と同じく、死後の世界を題材とした映画も多い。有名なアニメでいうと「幽遊白書」とか(やべ世代バレする)、「Angel Beats!」。死後とは少しズレて、どちらかというと夢寄りかもしれないけどわたしが高校生の時にドハマりした「CLANNAD」。これについては全人類1回観てほしい。高校生で今より純粋だったからあんなに泣けたのかもしれないけど…。ティッシュ1箱使うくらい泣いたアニメ。あれがわたしの考察人生(大袈裟)の始まりだったのかもしれない。今観たらまた違うんだろうか…。他にもドラマにもなった「死役所」とか話題になった「リメンバーミー」と死後の世界を題材とした映画は数多い。その中でもワンダフルライフはprologueの世界観とも似ているところが多い。是枝裕和監督の最新作、初の韓国映画「ベイビー・ブローカー」が6月8日に公開されるらしい。ソン・ガンホやIUが出演するらしくわたしも早く観たい。びっくりした、勢いで全く関係ないこと書いちゃった。
ワンダフルライフのおおまかなストーリーは、とある施設の待合室には次々と人がやってくる。その施設に来るのは全員死者。1つだけ思い出を持っていけると言われる死後の世界“天国”に向かうまでの1週間、施設のスタッフたちによって思い出が撮影される。月曜日から水曜日の3日間で思い出を選び、木曜日からは思い出を再現しそれを映画化するための撮影。土曜日に上映会をして日曜日にその大切な思い出だけを持って天国へ旅立つという物語。その施設で働いているスタッフは1週間で様々な理由により思い出を選ぶことができずそこに留まってしまった人たち。つまり成仏できなかった人たち。なんかこう…考えさせらる映画だしメチャメチャ泣ける。最近では死役所でも似たようなストーリー構成になっているから内容はわかりやすいかもしれない。まあそこのスタッフは死刑囚だけど。
これをprologueに当てはめてみると…。ソクジンがビデオカメラでみんなが遊んでいる様子を撮影している。そして夜にそれをコンテナに映し出してみんなで観ている。天国に持っていける思い出は1つ。みんなの大切な思い出が7人で一緒に過ごしたことだとしたら泣ける…。そして繋がるよね!!?まあ重なるな~と思ったのはここだけなんだけどさ。こんなに前置き長くて申し訳ないけどわたしのブログだし好き勝手書こ~っと!ユンギちん、かっわe~~~~~!!!!!!はい。わたしが他の作品とBUを繋げて考察する方法として“ナムジュン 映画”とか“ナムジュン 本”で調べることが多いんだけど(枕詞・ナムジュン)、ナムジュンが是枝監督の「海よりもまだ深く」という映画をおすすめしていた記事もあったし少なからず日本の映画、ワンダフルライフにもインスピレーションを受けていたりするのかな…という淡い期待を含んだ過剰考察でした。

Love is Not Over
みなさんご存知のボーカルラインの曲。曲名を検索するとサジェストで“逆再生”とある。I'm FineやSave meでもお馴染みの逆再生がprologue内でも使われている。Love is Not Overが逆再生で流れているのはみんなが焚き火を囲んでコンテナに映し出された映像を観ている時。Love is Not Overの直訳はこの愛は終わらない。逆再生になっているならLove is Overで愛は終わる。青春が終わることを意味しているのかな。はあ。





まあ、というような過剰考察を経てようやくprologueの記事を終えることができました。もう何個か「これってこの映画に似てな~い!?」みたいなのがあった気がするけど走り書きメモが走りすぎてて一体何を書いてるのかわからないので見つけ次第ひっそり追加しよ~っと。

次はRUNの記事を上げられたらいいな~と。



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